
前回からの続きです。
通勤途中に、急に歩けなくなりました。
一歩も動けません。
『ど、どうすればいいんだ、これは』
この症状は今までにはありません。
たしかに、すこし足の右側が痛いことはありましたが、歩けなくなることはありませんでした。
ちょと、未経験な症状だったので、軽いパニック状態です。
『とりあえず、しゃがんでみよう』
なんとか、その場でしゃがむ事は出来ました。
『よ、よかった、しゃがめて』
しかし、いろんな人が通勤する道なので、かなり注目を浴びてます。
そんな中、『大丈夫ですか?』と声をかけてくださる優しい方もいらっしゃいました。
ただ、ちょっと、私自身、頭の中がこの状況が整理できていなくて、どうしていいかももわからなかったので、
すごく、嬉しかったのですが、『ありがとうございます、大丈夫です』とお返事しました。
(世の中、優しい人っているんですね。あの時声かけてくれた方、ありがとうございました!)
そんなこんなで、10分ぐらいしゃがんでいたら、痛みがひいてきました。
『よし、痛みも落ち着いてきたし、歩いてみるか!』
ゆっくり立って、恐る恐る歩いてみたら、
『い、痛い!』
すぐに激痛が走ります。
2,3歩歩いてこの状態です。
また、その場でしゃがみます。
『これは、やばい!!!なんか、やばい気がする』
これは、いつものギックリ腰の症状ではありません。
ギックリ腰は、なんか腰に力が入らないような感じで動けないのですが、今回は、激痛で動けない感じです。
このまま、歩けないと、家にも帰れません。
『また、救急車・・・・』
いや、でも、今回は近くに知り合いがいません。(ここは、通勤途中の、歩道です)
なので、通りすがりの人に呼んでもらうか?自分で電話するか?の二択です。
『さっき、声かけていただいた人に救急車呼んでもらえばよかったかな?』
『いや、また、救急車を呼ぶと救急の人に迷惑になる』
『もし、ここで、救急車が来たら、今以上に大注目になってしまう・・』
『いやいや、この症状歩けないし、けっこう緊急事態じゃないかな!』
『俺、このまま一生歩けなくなるのか』
こんなことをしゃがんだ状態で、グルグル考えていたら、なんとか、痛みがおさまってきました。
『やった!よし、とりあえず、歩くぞ!』
今度は、さっきよりゆっくり歩いてみました、
一歩、二歩、三歩・・・・・六歩
『い、痛い!』
すぐに激痛が走ります。
また、しゃがみます。
でも、さっきより歩けました。
『と、とりあず、これを繰り返してみよう』
また、10分ぐらいしゃがんで痛みが引いたら歩いてみました。
今度は、12,3歩、歩けました。
だんだん、歩ける歩数が増えてきました。
時間も10分連続で歩けるようになりました。
ただ、5分以上しゃがまないと痛みは回復しません。
この繰り返しをして、ヒーコラヒーコラ、言いながら、少しづつ歩いて、
なんとか家に到着しました。
『とりあず、よかった。家に着いて。本当によかった・・』
今の腰痛の症状です
現状を整理すると
・10分は歩ける
・その後、右の腰から足首ぐらいまで激痛
・5分ぐらいしゃがむと痛みが回復
以降、この繰り返しです。
この痛みは、足がつる時と似ている感じで、その痛みの5倍ぐらいです。
まずは、会社に連絡し休みをもらい、
最寄りの整形外科が開くのを待って、
病院へ駆け込みました。(もちろん、タクシー!)
この病院は今まで行ったことがないですが、
緊急事態なのでここに行くしかありません!(一番自宅から近いので)
診察室に通されて、先生とご対面。 開口一番、
私 :先生、歩けません!!
先生:????
続きは次回で